”オーバーラッピング”と”シャドーイング”って知ってますか?
どちらも通訳のトレーニングなどでも使われている英語の発音練習の方法で、効果の高さは抜群です。
発音矯正とリスニング力アップ、スピーキング力アップ、やらない理由がないほど効果的な練習方法ですが、やり方をきちんと理解していないと効果半減どころか、諦めちゃうかも、、、です。
やり方と目的が一つ一つ違いますので、詳しく見ていきましょう。
オーバーラッピングとは?
オーバーラッピングは、英文を目で追いながら、お手本の音声にぴったり合わせて音読する、発音練習の方法です。
中学校などで、先生が一度CDなどで音声を流し、その後に読むという形よりも、よっぽど効果が高いです。
なぜなら、英語を話す時の間や音程などをそのままマネするように読むようになるため、「音に遅れる」、「アクセントがついていない」など、できていないところを客観的に気付けるからです。
やり方は、歌詞を見ながらCDに合わせて歌を歌うように、英文を見ながらCDにぴったり合わせて、リズムも音程もそのままで音読してください。
簡単なように聞こえますが、実際にやってみるとなかなかうまく行かないことに気づくはずです。
英語の音は日本語の音とは全く違うことを知ろう
カンマの前の間、抑揚、単語ごとのアクセントや文章毎のアクセントなど、目で見る文字情報にはない情報が音声教材にはたくさん詰まっていますので、同時に読むことで文字と音をしっかり繋げられるようになります。
CDなどの音声教材を使わずに英語の音読練習をしている人は、演歌のリズムとメロディでジャズを歌おうとしているくらい、剣道の竹刀で野球ボールを打とうとしているくらい、不可能なことをやろうと無駄な努力をしているのです。
せっかく自分の時間を使って練習するのなら、ちゃんと効果が出る方法でやらないともったいないですよね。
シャドーイングとは?
CDやイヤホンなどで音声を聞いた後、すぐ後について復唱する方法で、言葉を聞き取ってから発音するまでの反応時間が1/4秒以下ととても短いのが特徴です。
ただ単に後について言っているだけのように思えますが、実は自動的に文法や意味を処理しています。
シャドーイングで復唱される言葉の方が、単に音読する場合より、口調やイントネーションがより上手に真似できます。
シャドーイングの基本は、「聞こえてきた英語をそのまま発話すること」です。オーバーラッピングとの違いは、文字を読まずに耳からのみの情報で音声を再現することです。
はじめは意味不明な発話になるかもしれませんが、それは聞き取れていないということの証明です。
教材はどうやって選ぶ?
まずは、オーバーラッピングで使っていた教材があるなら、それを英文を見ずにシャドーイングするのが良いでしょう。
シャドーイングに使う教材ですが、英語ならなんでもよいわけではなくて、自分に合ったレベルより少し下くらいのレベルで始めるのがおススメです。
英文を全く読まずにシャドーイングに挑戦する場合には、あまりに難しいと最初から挫折して二度とやる気になりませんので、初めのうちは準備体操と思って、スピードがゆっくりな音声で簡単な単語が使われたものを選んでください。
慣れてくれば徐々にゆっくりレベルアップしていくのが良いです。
絵本の音読教材やペンギンリーダーズを使っている場合にも、初めての場合は少し下のものから始めて自信をつけていってください。
いかがだったでしょうか?
英語の発音練習方法”オーバーラッピング”と”シャドーイング”を理解していただけたでしょうか?
英語のリスニングやスピーキング能力の改善のためにオーバーラッピングとシャドーイングはとても効果が高い練習方法です。
手軽にできて効果抜群のオーバーラッピングとシャドーイング、ぜひ日々の英語練習メニューに取り入れてくださいね。
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