小学校、中学校、高校を選ぶとき、大学受験やその先をどれだけ真剣に考えて決めてますか?

小学生の時から大学受験のことを考えても早すぎなんかじゃない!

小学校から考える大学受験って、早すぎなんかじゃない?

いえいえ、ちょっと遅いくらいかもです。子供のの将来への準備を、いつから、どれだけ真剣にやっていますか?子供が22歳になった時に、どのような選択肢を持って社会人になっていて欲しいのか。これがはっきりとイメージできていると、後の準備は簡単です。

大きな目標を定めたら、あとは逆算して実現可能な小さなゴールを決め、それを年々達成していくだけですので。

 

小学6年生と中学1年生のお子さんを持つママから、大学進学についてのご相談をいただきました。

 

日本だけでなく海外の大学も含めて、大学進学について悩まれていました。

日本の大学進学だけを考えられているご家庭にとっては、当てはまらないと思われるかもしれませんが、

全くそんなことはありません

なぜかというと、子供の教育の設計は、22歳を一つのゴールとして逆算して考える必要があるからです。

どこの大学を目指すにしても、希望通りに進学するためには、できるだけ早い時期からの準備が欠かせません。

 

ここで質問です。

「お子様が中学校、小学校、いえ、それよりも早い時点で、あなたはどこまで大学について考えてますか?」

「まだまだ先のことだから具体的には考えていない。」と答えたあなた、

すでにお子さんにかなりのハンディキャップを負って戦う戦略を選んでしまっているということにお気づきでしょうか?

それでは、方角もわからず旅に出るようなものです。途中で迷ったり、立ち止まったり、かなり無駄な寄り道をしてしまうことになります。

もちろん、すべてが計画通りに進むわけではありません。でも、方向性だけでも持っていないと無駄にしてしまった大事な時間は戻ってきません。

 

 将来像を描いて子供の選択肢を用意している家庭は、今現在、子供がどの地点にいて、何が必要かがわかっています。

 

 

子供の将来を考える時、準備が早すぎて困るということはありません。

 

子供にどんな人生を送って欲しいか?

子供の選択肢は、親が準備したものです。なぜなら、子供の常識は家庭の常識、子供の選択肢は親が状況に合わせて用意したものに限られてしまうからです。

 

「子供の自由にさせている」というお話を時々聞きますが、それはいろんな選択肢をしっかり調べて、子供と一緒に吟味した上での「自由」でしょうか?

それとも、「親が最善の道を考えてやることが負担になってしまって、子供に選ばせている」だけでしょうか?

 

 大事な我が子の大事な人生です。

少なくとも18歳までは親が伴走してしてあげないと、まだまだ子供は危なっかしいですし、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。

 

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先立つものの計画はできてますか?

子供の高等教育に必要な費用の計画はできていますか?

日本の都市部の有名私大に進学するなら、学費と生活費合計で4年間で1千500万円程度の費用が必要です。海外に短期留学するなら、さらに数百万円必要になるでしょう。

英語圏の大学に正規留学するなら、4年間で1千500万~3千万円程度の費用が必要です。

 

お金をかけてどんなに良い小学校や中学校に行ったからと言って、家計の面から大学の選択肢を少なくしなければいけなくなってしまうのであれば、本末転倒ですし、英語や数学などの教科を学校以外でもどんどん伸ばして「学力の貯蓄」をしていくなら、さらに費用が掛かりますので、それも計算に入れておかなければいけません。

学歴の中で最終学歴が一番大事なのは言うまでもありませんから、それに向けての資金計画も、子供が小さいうちからしっかりとしておきましょう。

 

 今回お話したママには男の子と女の子がいて、パパのお仕事の関係で7年間ほど家族みんなで英語圏に住んでいたので、二人とも帰国子女です。

中学までに英検準1級以上が取れるだけの英語運用力がついているため、将来の選択肢もこれだけ広がってきますので、小学校までの計画は大成功でした。

 

でも、まだまだ考えなければいけないことがたくさんあります。

日本の学校に行きながらどうやって英語力を海外大学受験も可能なほどに伸ばしていくか?

日本の大学を受験するべきか、それとも海外大学に行くべきか、海外大に行くなら、高校をどうするか?

高校はIB(国際バカロレア)にするか、それとも海外大一択なら、いっそのこと高校から海外に出るか?

そのためには今の時点で何をしたらよいか?

 一番大事なのは、できるだけ早い段階で、大人になるまでの道筋をしっかりと考えて、実現可能な小さなゴール設定をすることです。

6歳までの時期は何に集中するか、12歳までにどんな力がどれくらいあればよいか、15歳までにどの程度まで到達する必要があるか、逆算して目標を立てていきましょう。

そうすれば、焦ることなどなく、ブレることなく(実はここが一番の悩みどころのようですので、また後日ブログでお話します)、必要な準備をすることができます。 

 

「まだ全然考えてなかった!」という方。

あっという間に大事な選択をしなければいけない時期は来てしまいます。その時になって、時間がなくて焦ることがないように、今すぐ考えはじめて、しっかりとした計画を立てましょう。