カナダでは、小学校6年間、中学校2年間、高校4年間になっていますので、現在いわゆる受験生です。
といっても、カナダの大学には、日本のセンター試験のような入学試験はなく、12年生(高校3年生)の成績が最重要になります。
大学によって、必修科目の成績を基準にして選抜するところもあれば、学生が12年生で取得した中で一番成績が良い科目をトップ6科目自由に選んで送れるところもあります。
我が家の長男くんは、自分で6科目選べる大学に願書を送る予定のようです。願書を送付できる大学数に特に制限はないのですが、3校程度に絞っているようです。
(日本など海外からの留学生の入学手続きは少し違いますので、こちらを参照ください。)
カナダの学校は前期後期制で、前期は9月始め~1月頃、後期は2月頃~6月末ごろまでですので、現在前期の真っ最中です。大学進学のために大切な時期です!
高校での成績は、比重が異なった一回一回の小テスト、テスト、定期考査の成績、課題などの出来が蓄積されていきます。
高校での成績が75%以上くらいでも進学できる大学はあるようですが、工学部など人気がある学部になると、有名な大学では90%以上を要求されるようです。
重要な定期考査で点数を落とすと大変なことになりますが、毎週のようになる小テストなどでコツコツ稼いでおかないと、結局合計点になってしまうので気が抜けません!と母は思うのですが、今朝SKYPEしてみると我が家の長男くんはStar Warsのプラモデルを作って楽しんでいたようです。(苦笑)
本人曰く、ちょっとだけオタクらしいです。ほんのちょっとだけ。。。
明日は、近所の工学系で有名なウォータールー大学の学校見学に行く予定だそうです。そしてその後、チーズケーキを焼くらしいです。
大学進学に大切な時期と言っても、かなり余裕の生活をしています。
中3まで一緒に育ってきた家族と別れても、ホームシックを乗り越えストレスに打ちのめされることなく元気に生活してくれているのはとても嬉しいのですが、いつ勉強しているのか母はちょっと心配です。。。
欧米の大学はみなそうですが、カナダの大学もやはり入るのは比較的簡単でも、卒業するのはかなり厳しいようです。入学者の半数しか卒業できない学部もたくさんあるそうです。
卒業後の就職や大学院進学にも大学の成績が重要になってくるので、在学中の4年間は本気で勉強しないと、それまでの時間的経済的投資が水の泡になってしまいます。
我が家の長男くんを、涙ながらに中学3年から送り出したのも、カナダの大学を無事に優秀な成績で卒業してもらうため。大学に入って成功するよう、そして無事に良い成績で卒業できるよう、高校の今から良い勉強のクセをつけて欲しいと、母は遠く日本から願っています。