は、似て異なるものです。
「英語を学ぶ」は、最初の1000単語ほどと、日常会話で最頻出の文章パターンを学ぶ段階です。
日本の学校教育で言えば、中学3年までの英語がこのレベルです。
ですので、「英語を学ぶ」レベルは、かなり早い時期に修了することができます。
でも、それでは英語力は足りないのでは?と思われた方も多いと思います。
もちろんその通りで、「英語を学ぶ」を修了したら、次は「英語で学ぶ」を始めなければ、ビジネスや世界基準の英語力は付きません。
では、「英語で学ぶ」っていったいどういうことでしょう?
それは、何か新しいことや、興味のあること、または自分が専門としている分野の内容を「英語で学ぶ」ということです。
例をいくつかご紹介します。
★洋楽が好きなら、洋楽を聞いたり、好きなアーティストのドキュメンタリーを見たり、海外の音楽雑誌を読んだり、海外アーティスト紹介サイトを見る。
★ハリウッドの映画やドラマが大好きなら、好きなシリーズをどんどん見たり、気に入った映画を何度も繰り返し見る。
これは、私も「英語で学ぶ」初心者の頃に、よ~くやりました。昔は、ボタンひとつで音声や字幕が変わるDVDのような便利なものはなかったので、VHSビデオで英語字幕を出せるように、closed captioning機能が付いた機械を購入してビデオデッキに接続して見ていました。
私のお気に入りは、英語がゆっくりでわかりやすい「Bambi」(造語が少し入るので注意が必要です)、「Aladdin」(英語はかなり早いですが、音楽が楽しいです)、Mel Gibson & Jodie Foster‘s「Maverick」(訛りがあり少し難しいですが、展開が楽しいです)でした。
特に、ディズニーのアニメは、発音に忠実に口の動きが描写されますので、Finding Nimoなどでも、魚が唇や舌を噛んだりしてFやTHの音を発音しています(笑)
★スポーツ、ファッションなどが好きであれば、それらについての海外雑誌を英語で読む。
★料理が好きであれば、ネットで英語のレシピを探して作ってみる。
私は料理やお菓子作りが大好きなので、英語のレシピブックをたくさん買っていろいろ作ってみました。
★裁縫が好きであれば、英語で書かれた型紙を探して作ってみる。
私は裁縫は得意ではないのですが、カナダにいた頃、勉強のために英語の型紙を買ってドレスを作ってみました。
★ネットで海外のニュースや新聞を見る。
★海外の大学のオンラインコース(edX, Coursera)で新しいスキルやよく知っている分について英語で学ぶ。
「英語で学ぶ」ことに成功するコツは、自分自身が楽しめることを選んで続けることです。
「好きこそ物の上手なれ」です。
ちなみに、メイプルの高校生クラスは、「英語で学ぶ」ことを中心にしています。
受験勉強が終わっても、生涯ずっと楽しく英語に関わって、力をどんどん付けていく方法を伝授してます。