失敗するって怖いって思いますよね。

いつも成功したいって思うし、
それに、失敗したらバカにされるとか、恥ずかしいとか、いろいろ考えてしまいます。

でも成功した時って、そこから何が学べますか?

自信がついたりして、プラスになることはあるけれど、
私たちは成功した時にはその原因をあまり考えていないんじゃないでしょうか?

私たちは失敗からだけ学ぶことができます。

学校や社会では正解をより早く見つけた人が評価されます。

では間違いは遠回りで邪魔なものでしょうか?

そんなことはないです。
失敗や間違いかがなければ学べません。

リスクを取り、Comfort Zone(いつもの心地よい居場所)から抜け出したときに、
いつもと違う選択をし、挑戦した結果間違ったとき、
たくさんの学びがあります。

私たちは挑戦しなければ、前には進めません。

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私が高校1年の時、数学がわからなくて困ったことがありました。

大学生の家庭教師をお願いして、テスト勉強を手伝ってもらっていたのですが、
あんまり数学が得意でなかったみたいで、答え方を解説してもらうことができませんでした。

仕方がないので学校の先生に数学の先生にテスト当日の朝質問に行きました。

先生はすごく答えにくそうにして、なかなか教えてくれませんでしたが、
「わからなくて困ってるんです!」とお願いして無理やり教えてもらいました。

答えにくそうにしていたのもそのはず、テストには私が質問した問題が何問かそのまま出ていました。

「先生が答えにくそうにする問題=テストに出る」
​大発見です!

味をしめた私は、テスト直前になったら先生に質問にいくことにしました。

先生は初めのうちは何問か教えてくれましたが、
そのうちに私が問題を解いた形跡がない問題は教えてくれませんでした。

「どこでつまづいたかわからない問題は教えようがない。
挑戦して失敗しないと、学びようがないだろう。」
と言われました。

それ以降、先生に教えてもらえる程度には勉強しておかないとどうにもならないと思い、
ある程度は勉強した形跡を残してから先生に聞きに行くようにしました。

しばらくそういう風にしていたら、面白いことが起こりました。

自力で問題が解けるようになっていったんです。

間違いから学び、成功できるようになる、という経験でした。

私が​英文法のレッスンをしていると、正解がわからないからと言って、
何も書かずに空欄のままにする生徒が時々います。

そういう時には、必ずこの数学の先生の話をします。

挑戦して失敗した時、そこには学びがあります。