できるといいと思うことのトップにいつもある「英語」。
でも、日本では「受験のための英語」としての英語学習が普及しすぎたため、英語は世界中で数十億人が使用している言語であるという感覚が残念ながら失われてしまっているかも。これって、実は大損してるってこと知ってましたか?
日本の英語学習で長いあいだ主流となっている英文和訳は、実は暗号解読のようなもので、英語を話すための流暢さにはちっともつながりません。
英語は勉強するものではなく、使うことで人とコミュニケーションする「言語」なんです。
英語という言語を習得するには実際に使っていく以外に方法はありません。
そして、使い続けるからこそ、英語の力がいつもアップデートされていきます。
なぜなら、世界で使われている英語は時と共に変化していきますし、使う言葉も自分の経験や年齢によって変化していくのが当然。母語の日本語も、子供の頃の言葉遣いから学生の言葉遣い、そして社会人のと変化しますよね。
学習者本人の年齢や背景によってコミュニケーションに必要な言葉は変化していきます。管理職になっても学生時代の言葉遣いをしていたら、恥ずかしいですよね?
英語も同じです。特に、英語が流暢になればなるほど、正確さと英語圏の文化的知識の深さも要求されてきます。
“Great power comes with great responsibility” って映画スパイダーマンのPeter Parker のおじさんが言ってたと思うのですが、力がつけばつくほど影響力を持つようになり、それに伴って責任も出てくるものです。
母語の日本語と同じく、時代、自分の年齢や背景にきちんと合った英語を身につけていきましょう。
といっても、何も英語の検定やTOEICなんかの勉強をし続けることを進めているわけではないので、ご安心ください。
どんなことをするかというと、好きなジャンルの本を英語で読んだり(レベルは簡単に読める程度にしておいてくださいね、でないと、受験勉強みたいに辞書を引くことになって楽しくないですよ)、映画やドラマや、テレビシリーズやYouTubeを英語で見たり、聞いたり、メッセージやメールを英語で書いたり。
実際に英語で会話したりすることももちろんいいですが、英語が言語であるという感覚を毎日感じていれば、英語を使うことがとても楽しくなり、英語自体がなくてはならない日常の一部になります。
そうなればもう、英語は勉強するものなんかじゃないですよね?!そう、英語は私たちの人生をも豊かにしてくれるものにもなるんです。
言語は文化です。
日本語には日本語の文化があるように、英語には英語の文化があります。
そして、英語の文化圏は巨大で、世界規模です。世界で何十億人もの人が英語を使ってつながっているんですから。
英語が自由に使えることで得られる情報や、繋がれる人は日本語だけの場合と比べて10倍以上です。
英語ができなければ、海外のニュースサイトも瞬時に見られない、海外で新しいサービスやアプリが作られたらすぐに英語になりますが、日本語になるまでには時間がかかります。
海外のベストセラーが日本語に翻訳されるのを待っていたら、情報は何か月も後にならないと得られません。
世界がこれだけ瞬時に英語でつながる時代に、英語ができないと仕事で必要な情報を競合他社より先にまたは少なくとも同じスピードで得ることができないとなると、大きな損失です。
年収1000万円以上で英語が上級レベルの人は90%、初級レベルの人は10%だそうです。
英語力は収入にも影響してくるので、経済面での豊かさも与えてくれます。
英語という世界語を使い続けることで、私たちの人生は日本語だけのモノリンガル人生と比べて何倍もいろんな面で何倍も豊かになります。
一度限りの人生。「英語ができたらいいな」から、「英語ができて良かった!」になるよう、今日からから始めませんか?