「応用してスキル化する」
環境がどんどん変化する現代。
生涯学習について考える時、覚えておかなければいけないことは、知識を応用してスキル化すること。
「応用してスキル化する」
知らない ➡ 知ってる ➡ ➡ ➡ 意識して使える ➡ ➡ ➡ 無意識で使える(感覚化)
知識(入門) ➡ 繰り返し応用 スキル化・技能化(プロ) ➡ さらに実践応用 感覚化(エキスパート)
日本語も、英語も、スポーツも、音楽も、芸事も、料理も、すべてこのループでスキル化して、使えるものにしていきます。
「インプット(知識)➡アウトプット(実践) の繰り返しがないと身につかない」
これからの時代はこのループを意識して、しっかり回すこと。
単に知っていることは大して意味がありません。
応用して使えることが、今後、他人よりも抜きん出る唯一の方法です。
知っているだけで出来た気になっているのはただの妄想です。
日本語でも、本は読めるけど、本を書くことはできない、
スポーツは見て楽しめるけど、選手と同じようには動けない。
「知っている」と「できる」との差はそれくらい大きいということを意識し、知識をどんどん応用していくことで、実際に使えるスキルにしていきましょう。
もちろん、英語もそうです。
日本は本当に知識偏重で、英検やらTOEICやら、「わかっているかどうかを問う」ことが中心の英語検定が大人気ですが、一番上の級を取ろうと、満点を取ろうと、そんなものではかれるような英語力では仕事はおぼつかないです。
わかっているかどうかよりも、大事なのはずっとずっと先の使えるかどうか。
受験と違い、英語の文法や単語が頭でわかっていても、実際の仕事や交渉で役立てることができなければ、社会では使い物になりません。
そして、検定を受けて、理解力があると証明したのなら、実践でもそのレベルで使えることが求められるのだということを肝に銘じて、しっかり実践練習をしておくべきです。
親が家庭で学んでいる姿を見せる
「疲れて帰ってきてるのに。。。」
と思われるかもしれませんが、知識やスキルをつけようと、社会のことを少しでも知ろうと努力している人はかっこいいと思いませんか?
学び、成長することに時間を一生懸命になっている姿に、あこがれやロマンを感じてしまいます。
大人になったら学習終了!ではなく、
「世の中はまだ知らないことだらけだから、面白い!死ぬまでに少しでも多くのことができるようになりたい!」
と思って絶え間なくスキルアップして成長している人はかっこいいです。
ご家庭でも、お父さんやお母さんが学んでいる姿をどんどん見せてあげてください。
「勉強しなさい!」ではなくて、「一緒に勉強しようか?」
が言える家庭って素敵ですよね。
大人になっても学ぶことが必要なんだ、頑張ってるパパやママは素敵だ!と感じると、子供たちもそんな大人になりたいと思います。
安定が得られないからといって、将来を不安に感じたり、子供を不憫に感じたりすると、子供たちはできることもできなくなってしまうと思うはずです。
でも、くれぐれも嫌々やっている感じは出さないでくださいね。
YouTubeやNeflixは我慢しないといけないかもしれませんが、これができるようになるとどれだけ自信が出るかを話してあげてください。
変化が激しい世の中です。
生涯、学び続けて、大きな変化にも対応して生きていけるように、家庭ではできる限りの心の準備と学ぶ習慣づけをしてあげましょう。
今のこの時間を大切に、、、
私たち親は、いつまでも子供のサポートができるわけではありません。
子供より先にこの世を去らなければいけません。
「私がいなくなっても、この子は自分の力で、立派に生きていける。」
安心してさよならが言えるように、今、そばにいられるうちに、子供に大きな影響力を与えられるうちに、
学んでいる姿を見せることで、子供たちの長い人生への準備を手伝ってあげてください。
世界は順送りです。
私たち親も、みんな誰かの子供であり、自分ら親にさよならを言わなければならなくなった時に、
「今までありがとう。心配しないでね。ちゃんと生きていけるからね。あっちの世界で会った時に、楽しいお土産話がたくさんできるよう、一生懸命に頑張るよ。」
と心の底から安心させてあげたいですね。
私たちの子供たちは、そんな私たちの背中を見て育っています。
我が子たちに残してあげられるものを、全身全霊で残してあげたいですね。