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今日は私が一番大事だと思っている

「英語の音」についてお話したいと思います。

英語は文字通りに発音されない?

英語をやっている目標は

「英語が話せるようになること」

という方はほぼ全員だと思います。

 

英語の文法学者になりたいだけだから、

話せなくても良い!

という方は恐らくいないと思います。

 

(文法学者であっても話せるようになりたいんじゃないかと思います。)



今さら何を言ってるの?

と思われるかもしれませんが、

さて、英語の音について本格的に学習したことがあるという人が

どれくらいいるでしょうか?



私たちは少なくとも中学と高校で英語をやってるはずですが、

授業で「英語の音」って習いましたか?



CDについて言ってみよう!

外国人の先生を真似てみよう!

みたいなことはやったことがあると思いますが、

英語の音の構造について、学んだことはありますか?

 

恐らく、ほとんどの人が習った経験がないのではないかと思います。

私も学んだことがありませんでしたが、

理由は二つあると思います。

 

1.筆記(読み書き)と聞き取り(受け身)試験が9割以上だから

2.教えられる人が少ないから(自分でも習っていないから先生も教えられない)



10歳以上、特に中学から英語を始める場合、

単語や文章を文字から教えることからはじめた方が成果が出やすくて効率的だし教えやすい、

その上、受験で必要なのは筆記と聞き取りですから、

その先にある話すための「英語の音」の学習がおろそかになっていると思います。

 

 

「英語の音」はLやRの違いだけじゃない

英語の発音と言うと、

一つひとつの音の違いと思うかもしれませんが、

 

英語の音には、

①「子音や母音など個別の音と、

②プロソディというストレス、リズム、イントネーションがあります。

 

英語を英語らしくしているのは、実は②のプロソディです。

 

このプロソディが、スピードのある英語の発話を可能にしています。

 

プロソディで、音がつながったり、小さくなったり、なくなったりします。

 

子供英語ではフォニックスを教えます。

 

フォニックス Phonics とは

phoneはギリシャ語で「音」を意味し、

アルファベットを使った言語の読み方の教授法です。

 

しかし、英語はphonetic language(文字通りに発音される言語)ではないんです!

 

だから、いくらフォニックスだけやっても、英語が流暢になるどころか、

「ロボットみたいな英語」になってしまいます。

 

書いているのを読むとわかるけど、会話になると聞き取れないというのは、

一つひとつの単語を文字通りに言ってもらえるとわかるけど、

文になるとわからない。

 

これは、英語のプロソディがわかっていないために起こります。

 

社会人になって、私が発音を本気で直そうと思った時、

子供がやるようにフォニックス(一つひとつの音)の学習からはじめてしまいました。

 

私も、

「英語の発音と言えば、LとRとかの子音と母音の違い!」

くらいに思ってました。

 

そして

フォニックスをやった結果は悲惨でした(爆)

 

私が話す英語はロボットみたいに、前よりも不自然で変になってしまいました。

 

何か月もの時間をかけて練習したのに、

自分の英語がボロボロになって焦りました。

 

でも、いろいろと調べてみると、

英語のプロソディを考えずに、

一つひとつの単語を辞書に出ている発音記号の通りに発音した

ことが失敗の原因でした。

 

英語の音の仕組みはただ単に母音と子音をマスターするだけ

ではなかったんです!

 

英語を英語らしくしているのは、

プロソディとよばれるストレス、リズム、イントネーションです。

 

一つひとつの音の正確さは、プロソディが整っていてはじめて活きてきます。

 

ストレス(強勢)からリズムが生まれ、

イントネーションが生まれ、

リズムとイントネーションを作るために発音が変化します。

 

その後、プロソディを意識して身につけ始めてからは、

英語の音がとてもはっきり聞こえるようになりました。

 

自分の英語にも手ごたえを感じましたし、

周りにもよく伝わっていました。

 

だって、周りから聞き返されなくなったんです!

 

そして何より、

英語の会話を楽しめるようになり、

自分の英語に自信もつき、

大きな声で英語を話せるようになりました。

 

プロソディの基本中の基本になっている「音」が一つあります。

メロディを作り、

英語のリズムを作り上げています。

その一つの「音」について詳しい説明は

次回お伝えしますので

楽しみにしていてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

こんなブログです

英語という便利な言語を身につけたことで、自分の世界も子供の世界もどんどん広がることが楽しくて楽しくて(笑) この便利さと楽しさをみなさんに体験してもらえるよう、効率的な英語習得や英語子育ての方法を、第二言語習得理論の観点からお話していきます。

英語学習についての記事

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こんな人が書いてます|Eiko:岡山生まれ、岡山育ち。

英語は中学がはじめましてのコテコテ学校英語でスタート。22歳から一念発起して英語を本格的に勉強し始め、3年後には試験勉強ゼロのTOEIC初受験で945。さらにその1年後に英検1級を取得。留学経験なし!


二児の母。日本にいながら、特別なスクールに通わせることなく、DIYの独自英語教育で二人の子どもを日英完全バイリンガルに育てました。

資格:TOEIC985、英検1級、TESL



学生時代の英語と言えば、中学1年から英語を始めたコテコテの日本語モノリンガル。

高校の英語担当の先生から「お前の英語は大学受験には使い物にならん!」と言われてしまいました。


英語の成績は振るわなくても(高校卒業時点で英検3級しかなかった!)、英語自体は大好きだったので、なぜか「英語くらいは絶対に喋れるようになってやる!」という変な自信があったのと、鼻息だけは荒かったのは覚えています(笑)

ただ、世の中そんなに甘くない!(苦笑)

今のカナダ人の夫と結婚し、カナダに1年10か月住んでいましたが、自信がなくて英語が全く声に出せず、外に出るのが恐くて、電話が鳴ったら悲鳴を上げるくらい怯える状態。。。

結果、1年10か月の内の1年半は、ずっと自宅に引きこもりをしていました。


そんなダメダメ状態でしたが、トロントの銀行でのとても嫌な出来事から、「この国では英語で主張しないと、いないのと同然の扱いを受ける」ということが骨身に染みて、それ以降は堰を切ったように話すように。

間違ってもいいからとにかく話さないと!の態度がやっと身につきました。(と言っても、いまだに間違えるのは恐いので、しゃべるのには勇気が要るんです。性格は変わらないけれど、自分の特性に合った対策はできますよ。)


その後1年半のうちに、TOEIC945と英検1級を取得しました。

今まで指導してきた生徒の多くは、高校卒業までにTOEIC900以上、英検1級・準1級を取得。
卒業生ので英語圏の大学に正規留学した生徒は5名、その他、東京大学(理1,2,3)、京都大学(物理学・法学)、名古屋大学(工学)、九州大学(経済学他)、岡山大学(医学部他)など。

英語は新しい扉を開けてくれる魔法のツール。どんなチャンスがやってきても逃さないように、生涯英語力を上げ続けることと信じてます。

趣味をほぼ全部英語がらみにすることで、日本にいながらも英語力を上げ続けています。
     

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